1. 「顧客訪問の目的は、売り込みではない。顧客の確保である」とは CSR(企業の社会的責任)は、顧客の確保活動と訳せばいいのだと気づかせられた。この言葉の背景は、B to Bの形態の営業活動の全容を描いている。 営業 […]
『一倉定の経営心得』を読む その33 訪問理由の創出と社内の救済
1. 「社長の蛇口訪問一回は、セールスマンの訪問の百回に勝る」とは 社長には象徴としての社長と、実態としての社長が存在する。社内においては実際の実務性が高く、社外に対しては象徴性が強い。社外の得意先に対して、業務の実力 […]
『一倉定の経営心得』を読む その31 自社の「強み」と「優位性」の分析
1. 「最大の得意先でも、売り上げの30%以上は依存しないこと」とは 物凄く大切な点である。背景も含めて理解しておく必要がある。そしてこの実態を回避しなければならないのである。2020年から新型コロナで世間は逼迫した。 […]
『一倉定の経営心得』を読む その29 バリューチェーンの要諦
1. 「小売店に支払うマージンは『売り場賃貸料』であり、問屋に払うマージンは『販売網使用料』である」とは あくまでも場所を借りているに過ぎない。ただのインフラの賃貸料である。不動産賃貸料みたいなものだ。交通量だ。何でな […]
『一倉定の経営心得』を読む その28 技術の進化と顧客満足度の向上
1. 「お客様を忘れた自己本位の考え方を『天動説』という。この天動説がとことん販売を阻害する」とは お客様のことをどうして忘れるのか。いろいろ原因はあると思うが、そもそものベクトルの違いがあるからであろう。ここでいうお […]
『一倉定の経営心得』を読む その27 バリューチェーンとコアコンピタンス
1. 「いつ、いかなる場合も、自らの商品は、自らの手でうらなければならない」とは 1990年までの時代に「バリューチェーン」という言葉はどこまで普及していたであろうか。各企業の部署部門のすべての部門が各会社のコアコンピ […]
特別寄稿論文3
ターゲットインサイトとは何か そしてその活用上の留意点 株式会社TOKUMEI代表取締役 横田和洋 1. 諸言 顧客の欲求を階層化してみた時ウォンツとニーズの関係を語ることはよくある。秀逸な事例がアメリカの学者レビットの […]
『一倉定の経営心得』を読む その26 箱ものから電脳資産への転換
1. 「ハンコとギンコーは大丈夫か」とは 今回は会社にとって必要な資産とは何か、ということから考察する。 90年代には「情報化」社会といわれた時代からすでにハードの価値はどんどん凋落した。先般のコロナ禍において高度情報 […]
『一倉定の経営心得』を読む その25 「習慣」と「放任でない状態」
1. 「赤字会社の共通点は、『無方針』『放任』である」とは 一倉先生は「社長が悪い!」の一声で終わらせてしまうであろうが、この言葉を受け止め、なぜそうなのかを考えてみたい。 もともと無方針で会社を立ち上げることはない。 […]
『一倉定の経営心得』を読む その24 ヒト・モノ・カネと企業経営
1. 「優れた社長は常に『うちの社員はよくやってくれる』と人に語り、能力のない社長ほど、自社の社員の無能ぶりを他人にこぼす」とは 社長あるあるである。社長という存在は会社にくぎ打ちされて会社から離れられない。つまり動け […]